早く経験とスキルを伸ばしたいなら大規模牧場で働け!その理由とは?

酪農業界で働いてみたいけど、「どういうところで働けばいいか分からない」

「今働いてる牧場は毎日同じ作業の繰り返しで成長が実感できない」

仕事自体に楽しさやりがいって重要ですよね!

 

酪農業界で就職、転職をしたい人にオススメしたいのが

大規模牧場なのです!!!

 

大規模牧場とは搾乳牛200頭以上従業員6名以上の牧場を指します。

(※↑個人的な解釈です)

 

僕が初めて働いた牧場がまさに大規模牧場でした。

その牧場で僕の酪農従業員の基礎、屋台骨ができた言っても過言ではありません。

 

様々な資格や経験を積むことができ、自己成長のスピードが格段によくなります!

 

そこで今回は「大規模牧場」の良いところについて詳しく解説していきたいと思います。

 

 

大規模牧場のメリット

【メリット】

  • 分娩頭数が多い

分娩頭数が多いことで分娩のときの母牛の対処方法が体に身に付きます。

出てくる子牛が難産であればけん引(子牛を引っ張る)をしなくてはいけません。

子牛へのロープの付け方や引っ張るタイミング、産んだ後の母牛のケアを牛、生まれたての子牛への初乳給与など色んなことを覚えることができます。

 

分娩牛の健康管理も重要なお仕事です。

どの牛が健康でどの牛が調子が悪いかも一眼牛を見るだけでわかるようになります。

 

分娩数が多いことで他では中々体験できないことを体験する機会がありました。

三つ子の出産や帝王切開、子宮捻転などを見たりできたのは貴重な体験だったと思います。

 

  • 乳房炎、疾病の数が多い

病気に対しての知識や治療方法が身に付きます。

乳房炎は原因菌によって治療法が違ってきますし、症状の度合いによっても違います。

酪農にとって乳房炎との戦いは永遠のテーマと言っても過言ではありません!

敵である原因菌はどこからくるのかどの菌の乳房炎が多いのか病気にならないような牛の飼い方とは何なのか、それらを調べるのも従業員の仕事のひとつです。

 

  • 勉強会

大規模牧場の多くは従業員主体で牧場を回しているため、その従業員の新しい学びのために定期的に勉強会が開催されます。

 

そこで知識を深めたり、従業員同士の仲を深めたりと、今後の牧場の課題などをみんなで話し合い作っていく。

同じ目標に向かって物事に取り組める体験はとてもかけがいのないものです。

 

勉強会で得た知識をそのまま牧場に反映できるので知識の定着も早いです。

 

  • 教育体制が充実

常に先輩が近くにいるので、教えてもらったり、やり方を盗むことができます。

マニュアルも充実しているところも多いので未経験で牧場で働く人でも作業は覚えやすいと思います。

仲間同士で切磋琢磨し合えるのも魅力の一つです。

 

免許取得もさせてもらえることが多いです。

僕も受精卵移植師中型自動車フォークリフトを取らせてもらいました。

 

たくさん失敗しましょう!

失敗した分だけ成長できますし、周りの仲間が助けてくれるます😁

僕も数えきれないくらい失敗、ミスを犯してきました。

モノや機械をよく壊すので「クラッシャー」と呼ばれていました笑

 

  • ジョブローテーション

ジョブローテーションとは作業を固定化せずに順番に回していくことをいいます。

例えば、最初の1ヶ月は搾乳、次は餌作り、次は哺乳という流れで全ての作業を覚えることができます。

牧場全体の仕事ができるようになるので、やりがいにつながります。

 

全体が見えてくるようになるので牧場の課題にも気づきやすく、牧場の利益になるような提案ができるようになると思っています。

 

  • 機械操作

ラクターやボブキャット、ホイルローダーなどの機械に乗ることが多いので運転技術が向上します。

機械に乗る分、メンテナスも行うのでそういった知識も身に付きます。

 

たくさん乗っているとたくさんミスもします。

そのトラブルの対処も上達していきます笑

パンクや壁に激突、トラクター横転、牛の水飲み場破壊、牛と衝突etc,,,

 

デメリット

  • 人間関係のトラブル

先輩従業員の派閥があったり、人間関係のトラブルは多々ありました。

僕も同期入社の子に対して嫌がらせをしてしまったことがあります😭

今思うと単純に嫉妬心だったと思います。

 

先輩に気を使って休みを合わせたりしてました。

最初の頃は年末年始は休んだことがありませんでした。

 

休みの取り方などルールがしっかりしてきてる牧場も増えてきています。

 

  • 出世が狙いずらい

牧場はそもそも役職は多くなくて、いても牧場場長副場長部門ごとの主任くらいだと思います。

場長だけ牧場の方が多いかも知れません。

 

年功序列で給料が上がっていく牧場が多いですね。

 

 

まとめ

大規模牧場のメリット、デメリットについて解説しました。

【メリット】

  • 分娩頭数が多い
  • 乳房炎、疾病の数が多い
  • 勉強会
  • 教育体制が充実
  • ジョブローテーション
  • 機械操作

【デメリット】

  • 人間関係のトラブル
  • 出世が狙いずらい

 

今回は大規模牧場について書きましたが、

決して中小規模牧場がダメだとか、酪農ヘルパーがダメとかそういうことは断じてありません。

中小規模牧場でも従業員に色んな作業をさせてくれるところもあります。

ヘルパーの仕事も然りです。

 

ただ、中小規模の牧場だと従業員が少なく刺激し合える仲間が少なかったり、主要な作業の搾乳だけしかさせてもらえない牧場も存在します。

 

それだけの仕事でも十分に楽しめる人だったら良いのです。

 

僕は満足できません。

もっと色んな作業を覚えたい、牧場にもっと貢献したいという気持ちが強いのです。

 

一人でも多くの人が酪農のほんとうの楽しさ、楽しさに気づくことができれば

この先の酪農業界は安泰だと思います。

 

今日もありがとうございました!

 

今回の記事で「ここおかしいんじゃない?」「ここはこう思うよ」っていうことがあれば

是非コメントをください😆

今後の参考にさせていただきます!

 

 

 

しげるでした!